2023年3月9日
メンドーサは、アンデス山脈の麓に位置するアルゼンチン最大のワイン生産地です。標高が高く、昼は暖かく夜は涼しく、乾燥した気候がブドウの栽培に最適な条件を生み出し、高品質なワインを生産しています。
メンドーサで最も多く栽培されているブドウ品種はマルベックです。その他、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーなどの品種を栽培していて、白ワインではシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、トロンテスもあります。
この地域はいくつかのサブリージョンに分かれており、それぞれが独自の特徴を有しています。例えば、ウコ・ヴァレーは標高が高く、沖積土で知られており、素晴らしい骨格とエレガンスを持つワインを造り出しています。一方、メンドーサ東部は温暖な気候で、安価なワインを大量に生産することで知られています。
押さえておきたい主要ブドウ品種や主要産地について総合的に学びたい方には「WSET ワインLevel2」がおすすめです。
著者紹介
Ettore Donadeo(エットレ・ドナデオ)
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WSET認定 Level4 Diploma
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Wine Scholar Guild Bourgogne Master-Level
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DWG認定ドイツワイン上級ケナー
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JSA認定 ワインエキスパート
アンコナ、マルケ州、イタリア生まれイタリア育ち。使用言語はイタリア語・英語・フランス語・関西弁。イタリアの大学で日本語学科を専攻。大学時代に1年間日本に交換留学した際に日本文化に魅せられ、卒業後2008年に再来日。日本とイタリアをつなぐ仕事がしたいと思い、ワイン業界へ転身。WSET Level2からワインの勉強を始め2017年にDiplomaを取得。2017年までワイン専門の酒屋で経験を積み、その後キャプランワインアカデミーに入社。