ワインって何?
私たちが通常「ワイン」と呼んでいるのは、非発泡性のスティルワイン(ライトワインともいう)です。これに対してシャンパーニュなどの発泡ワインはスパークリングワイン、スピリッツやブランディーなどを加えてアルコール度数を高めたワインはフォーティファイドワインと呼ばれます。
ワインを決めるのはこの5つ
ワインの味を知るために必要な要素は、究極的にはたった5つに絞られます。
この5つがワインの味わいや香り、品質の裏付けとなり、ワインの価格にも影響するというわけです。この基本的な情報さえ押さえれば、ボトルを開けてみなくても、ワインの味わいはおおよそ見当が付きます。
- 1. ブドウ品種
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どんなブドウ品種を使っているのか?
- 2. ブドウが育つ環境
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どのような環境で栽培されたのか?
- 3. ブドウの栽培
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どのように育てられ、収穫されたのか?
- 4. ワインの醸造
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どのように醸造されたのか?
- 5. ワインの熟成
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どのように熟成してきたのか?
ブドウ品種
どんなブドウ品種を使っているのか?
ブドウは品種によってそれぞれ個性があり、ワインになったときに特徴的な香りや味わいとなって現れます。ブドウの品種特性を理解することで、ワインの中から特徴的な香りや味わいを見つける事が出来るようになり、自分の好みのワインを見つけやすくなります。
ブドウ品種の代表的に、以下のものがあります。
- 白ワイン
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リースリング
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ピノ・グリ/ピノ・グリージ
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シャルドネ
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- 赤ワイン
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ガメイ
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ピノ・ロワール
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カベルネ・ソーヴィニヨン
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ワインの醸造
醸造過程で最も大切なのは、発酵です。ワインは、すべてブドウが発酵することによってできます。発酵とは、果汁に含まれる糖が、酵母の作用によって、アルコールと二酸化炭素に分解されることをいいます。
アルコール発酵が終わった後、「マロラクティック発酵(MLF)」と呼ばれる二次発酵が行われることがあります。「マロラクティック発酵」とは、乳酸菌の働きによって、ワインに含まれるリンゴ酸が、乳酸と二酸化炭素に分解されること。鋭角的なリンゴ酸が、やわらかな乳酸に変化することで、味わいがまろやかに。わかりやすく表現すると、「酸っぱいワインを、クリーミーにする」醸造過程です。