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「The Level 3 Decanter Scholarship」とは
アジア圏（中国・香港・マカオ・日本）のLevel3認定試験において最優秀成績者3名に贈られる賞。WSET本部より3,000ポンド相当のLevel4 Diplomaコースの奨学金が与えられる。
ワインの勉強、WSETの勉強を始めたきっかけ
踊り（ダンス）を続けるためです。兄の影響で中学生の時にストリートダンスに目覚め、10代の頃はずっと踊っていました。高校生の時に演劇部に入部してからは、舞台に興味を持つようになり舞台芸術にシフト、20歳を過ぎてからクラシックバレエの道へ進みました。その後もモダンダンスや創作ダンスと幅を広げ、飲食店で働きながらダンスを続けていました。本当に踊ることが大好きで（今も変わらず）。しかし、35歳を過ぎて「果たして自分の人生このままでいいのか？」と不安を抱えるようになり、その時、大好きなダンスに加え今後の生き方の一つとして「ワイン」の道へ進んでみようと思ったのです。趣味と実益を兼ねて、今より生きやすくなるかなと思って。それからワインの勉強を始め、まずはソムリエの資格を取得。取得後も都内のビストロで働いていました。その後、友人に誘われてキャプラン ワインアカデミーのWSET説明会に参加したことが、WSETとの出会いです。ソムリエは教本を読んで暗記、知識を詰め込む方針でしたが、説明会でWSETの話を聞いて、これまでとは違った角度からワインと向き合えるのではと思いました。
キャプラン ワインアカデミーに実際に通ってみて
僕はWSET Level3から受講。鈴木（素子）先生の授業は、体系的・理論的で毎回刺激的で、ものすごく面白かったです！能動的に学んで理解していくことで、点在していた知識が繋がり線になっていくような感覚を覚えました。どちらかというと、日本の資格は「知識として識別していく（覚えたもん勝ち）」というイメージでしたが、WSETは自分で考えなければ先に進めない。「なぜ？」を論理的に考えて理論づけていかなければいけない。これまで蓄積してきた知識の枝が幹となり木になっていくような感覚でした。鈴木先生は生徒をやる気にさせてくれる素晴らしい先生です！チャーミングなお人柄も魅力の一つだと思います。鈴木先生でなかったら今回のスカラシップ受賞はなかったかもしれません。
スカラシップ受賞！ギルドホールの授賞式に招待
スカラシップ受賞を知った時は、嬉しさより驚きが大きく、半信半疑でしたし本当に衝撃でした！僕は他の優秀な方々に比べて、知識も経験も全然ない。でもだからこそ、余計な雑念もなく素直に吸収できたのかもしれません。実際にギルドホールに行ってみて、こんなステージで踊れたらいいなって思いました（笑）。すごく緊張しましたが、自分の名前を呼ばれてステージに上がった時のことは鮮明に覚えています。イアン・ハリス氏が自分の略歴を読み上げてくれました。「彼はダンサーでしたが、ワインに出会って今があります」と紹介してくださり、会場からは謎の笑いと拍手が（笑）。光の中で快感でした。緊張と興奮の連続だったので、うまく振り返ることができないのですが、やはりギルドホールの壇上からの景色は今でも忘れられません。またここに戻って来たいと感じました。
WSETの魅力、ワインの魅力
自分で考える力を鍛えられるとともに、グローバルな視点を身に付けられるのがWSETの魅力なのかなと感じています。知識を得ようとか、覚えようとかいう学習法ではなく、自分で能動的につかみにいく学習法。日本ではあまりない教育方法だと思います。WSETを学んだおかげで、ワイン以外のことでも、さまざまな事柄をいろいろな視点から見られるようになり、物事を体系的に考えられるようになりました。今までは表面的に物事をとらえていた気がしますが、本質的な意味や深みに気付けるようになりました。
ワインの魅力は・・・。うーん、なんでしょう？全く分かりません（キッパリ）（笑）！それを知りたいから今勉強しているのかな。未知だからこそ魅力的なのかもしれません。これだけ世界中の人を魅了しているワインの魅力を、もっと知りたくなっちゃいます。好きに理屈や理由がないのと同じで、好きだからもっと知りたくなる。ワインの裏にある秘密を探っていきたいです。
今後の目標
ワインを勉強してなかったら、今の自分はない。ワインを通して、ワインの世界だけでなく人の輪も広がりました。出会ったみんなに感謝しています。大好きなダンスがあって、ワインがあって、仲間がいて、頑張っているのが楽しい！
自信をもっている人はカッコいいし、憧れもある。高圧的になる人もいるし、そうでない素敵な人もいる。自分が何を持って「自信」と言えるのか分からないけれど、諦めずに素直に懸命に生きる。謙虚さと素直さをいつも忘れずに、ここからが勝負と思って頑張ります！そしていつか「自信」を持った自分になれたらと思います。その時、ワインを通して何か僕にできることがあれば、お世話になった方々に恩返しできる自分になりたい。それが今の僕の目標です。
これからワインを学ぼうと思っている人へ一言
一緒にワインの裏にある秘密に触れてみませんか？一緒に探しにいきませんか？秘密とは魅力の一つ。僕はそれに惹かれてしまっている。明確な目標なんてなくて良いと思います。ワインを通してたくさんの人たちと出会って楽しみ、世界を広げていってください。
