2023年1月12日
キャプラン株式会社
パソナグループのキャプラン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石田正則)は、2022年11月11日~24日に、日本企業249社の経営者・役員・人事担当者などを対象にした『人的資本開示に関する実態調査』を実施し、その結果をまとめました。
調査結果について
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すでに「人的資本の情報開示」に取り組んでいる企業は全体のわずか18.8%
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「人的資本の情報開示」に取り組む理由は、半数以上が「人的資本経営の推進のため」。上場企業においては63.6%が「開示が義務化されるため」と回答
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取り組み状況は「従業員データの収集や可視化」などの初期のフェーズが多数。上場企業の半数は「開示範囲の策定」に取り組むも、「可視化データの定量把握・分析」や「人材戦略のブラッシュアップ」は道半ばの状況
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課題は「可視化データの定量把握・分析」が最多。上場企業では「人材戦略のブラッシュアップ」や「シナリオ策定」も多い
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人的資本開示に活用しているシステムは、上場企業では「人事・給与システム」や「タレントマネジメントシステム」が主流。非上場企業では「Excel」が最多
<調査概要>
回答企業 N=249
- 調査主体
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キャプラン株式会社
- 調査対象
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企業の経営者・役員・人事担当者など
- 調査期間
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2022年11月11日~24日
- 調査方法
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インターネット調査
- 調査地域
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全国
- 有効回答
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249社
「人的資本の情報開示」に取り組んでいるか聞いたところ、すでに取り組みを開始している企業は全体の18.8%、上場企業においても33.8%にとどまった。
Q.「人的資本の情報開示」に取り組んでいますか?(n=249)
前問で「人的資本の情報開示」に取り組んでいる、もしくは準備中と回答した企業に対し、取り組む理由を聞いたところ、全体の55.5%が「人的資本経営の推進のため」と回答。上場企業では63.6%が「開示の義務化」と回答し、ほかにも「投資家からの要望」「コーポレート・ガバナンスコードの改訂」など外的要因も理由に挙げられた。一方、非上場企業では「求める人材を採用していくため」(34.1%)や「人材定着を図るため」(35.4%)が、いずれも上場企業を上回る結果となり、採用や人材定着など、企業経営への直接的な効果を期待していることがわかった。
Q.「人的資本の情報開示」に取り組む(準備、検討)理由は?(n=137、複数回答)
前問に続き「人的資本の情報開示」に取り組む企業に対し、取り組みのフェーズを聞いたところ、全体の約半数が「従業員データの収集」と回答。上場企業においては「従業員データの可視化」(60.0%)が最多となるなど、開示に向けた取り組みの初期のフェーズにあることが明らかになった。また、上場企業においては「開示範囲の策定」(47.3%)が比較的高い水準にある一方で、上場・非上場ともに、データの収集・可視化に続くアクションとなる「可視化データの定量把握・分析」や、それに基づいて施策を立案する「人材戦略のブラッシュアップ」のフェーズに取り組む企業は、3割程度にとどまった。
Q.人的資本開示に関する取り組みフェーズは?(n=174、複数回答)
同じく前問に続き「人的資本の情報開示」に取り組む企業に対し、開示に際してネックになっている点や課題を聞いたところ、全体の43.1%、上場企業の49.1%が「可視化データの定量把握・分析」と回答。上場企業では それに続いて、「人材戦略のブラッシュアップ」や「シナリオ策定」に難しさを感じていることがわかった。一方、非上場企業では、「人員不足」や「経営層との合意形成」という回答が、上場企業よりも多い結果となった。
Q.開示に際してネックになっている点や課題は?(n=137、複数回答)
Q.人的資本開示に関し、課題や懸念していることは?(自由回答、記述式)
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人的資本開示の対象や範囲のイメージがつかめない
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どのような情報を開示するか検討が進んでいないこと、開示する数値の算出方法が明確でない
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対応に伴う人的リソース不足を懸念
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システム導入コストの問題
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人的資本開示が経営に寄与せず負担になる懸念
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非上場企業の人的資本開示の必要性を知りたい
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開示されていないことにより、採用業務等で極めて不利に働くのではないか懸念
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どのようなシステムを導入すれば良いか分からない
同じく「人的資本の情報開示」に取り組む企業に対し、人的資本開示に活用しているシステムを聞いたところ、上場企業においては60.0%が「人事・給与システム(ERPなど)」を、54.5%が「タレントマネジメントシステム」と回答。一方で、非上場企業では43.9%が「Excel」と回答し最多となった。
Q.人的資本開示に活用しているシステムは?(n=137、複数回答)
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