おもてなしスキルスタンダード
おもてなしスキルスタンダードとは、サービス産業に携わる現場人材のスキルを、業種や職種の壁を越えて横断的に標準化・体系化した基準です。
おもてなしスキルスタンダードは、個人のサービススキルを認定する制度です。一方で、サービス産業の活性化・生産性向上及び地域の活性化を目的に経済産業省によって創設された組織のサービス品質の認定制度が「おもてなし規格認証」です。「おもてなし規格認証」の紺認証の取得にあたっては、おもてなし人材要件を満たした人材(「おもてなしスキルスタンダード認定講座」受講済み等)が1つの事業所に対し1名以上配置されている必要があります。
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制度創設の背景と狙い
おもてなしスキルスタンダードは、サービスの質の見える化・高付加価値化に向け、対人サービスを中心とした現場人材のスキルを底上げしていくことを目的に経済産業省によって創設されました。
第4次産業革命により、今後、人工知能(AI)やロボットによって多くの雇用が代替されていく可能性が指摘されています。特にサービス産業においては、高付加価値市場の創出に向け、スキルの向上、新たなスキルの獲得を通じ、非定型かつ高付加価値型のサービスを提供できる人材を育成することが求められています。おもてなしスキルスタンダードでは、サービス産業に携わる現場人材のスキルを標準化・体系化し、個人認定制度化することにより、サービススキルの見える化を実現し、その価値を日本全体で高めることを目的としています。
おもてなしスキルスタンダードの理念
おもてなしスキルスタンダードの理念は、「お客様」「同僚・チーム・仲間等」「地域社会」「継続・向上」という4つの視点が相互に関連して構成されている。
対人サービスの現場における”おもてなし”とは、日本古来のおもてなしを基に相手の心に寄り添い相互理解を深め、顕在化したものだけでなく、潜在的な要望を汲み取り、臨機応変に、かつ過不足なく、その解決策を提供することである。
ベーシック認定
標準的なレベルの認定で、サービスを提供する現場では欠かせない重要な基礎理念や基本動作を習得します。自身および周りのメンバーのサービスレベルを向上させるためのものであり、おもてなしスキルスタンダードの基幹を成すものです。研修期間は6~7時間
ベーシック認定の取得条件
7つのスキル毎のベーシックレベルに達していることが必須であり、本制度公認の研修実施団体が開催する研修を修了することにより取得することができます。
ベーシック認定取得・研修のメリット
この研修を修了することで、ベーシック認定が付与されます。サービス業に従事する一個人としてのスキルアップ・サービスレベル向上に繋げるためだけではなく、学生のうちからチャレンジすることも可能です。さまざまな年齢・職歴の方の学びや振り返りに有効なため、個人としてだけでなく企業単位で、新入社員研修や内定者研修としての導入、または社内インストラクター養成など、幅広いシーンで有効な研修です。
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受講者の声
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