エノテカ株式会社様には顧客のニーズにきめ細やかに対応する接客スキルと、豊富なワインへの知見を持つ社員が活躍していらっしゃいます。そんな「接客」と「ワイン」、双方のスキルを兼ね備えた人材を育成するには、まず新入社員研修でのベースづくりが何より大切です。「接客研修」「ワイン研修」2つの研修を導入していただいたエノテカ株式会社 人事総務部 人材開発課 鈴木成美様にインタビューを行い、研修導入の背景や評価などについて伺いました。
ビジョン実現のためにも、新入社員の育成をより強化したい
――はじめに、エノテカ様の事業内容について教えてください。
- 鈴木様
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エノテカは、ワインの買い付けからリテール、卸売、そして国際事業を展開しています。リテール事業では国内外に100店舗以上を展開するほか、通信販売も行っています。卸事業では全国に10カ所の営業拠点を設け、レストランやホテルといった飲食店さま、百貨店やスーパー、コンビニエンスストアといった小売店さまなど、幅広い業態のお客さまに対応しています。国際事業はアジアを中心に急成長を続ける事業です。
――貴社の人材育成の考え方についてお聞かせください。
- 鈴木様
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当社は、ワインを愛するすべての人を大切なお客さまと考え、お客さまのためにできる限りのサービスを提供することを長期ビジョンとして掲げています。極端にいえば「ワインしかない」と言えるほど、ワインに特化してお客さまにサービスを提供している会社です。
そのビジョン実現のためにも、社員に求められるのは接客スキルとワインの知見です。ワインには、産地やブドウの種類、製造方法など様々な要素があり、ともするとお客さまに難しいと思われてしまいます。だからこそ、私たちがお客さまに寄り添ってニーズを引き出し、提案することが大切です。そのためには、ワインの知識だけでも、接客スキルだけでも十分ではありません。双方のスキルを高めることが必要だと考えています。
――キャプランの研修を導入する前、新入社員研修には、どのような課題がありましたか?
- 鈴木様
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以前は新入社員研修を内製化しており、社内講師が研修を行っていました。講師陣はもちろんエノテカの社員として高いレベルのスキルを保持しているのですが、研修を専門に行っているわけではありません。そのため、どうしても年度によってバラつきが出てしまいました。また、エノテカとして持つべき共通の基礎知識やビジネスマナーの基準が曖昧になっていました。
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